laTeX 環境の構築 についてはこちらを参考のこと。
TeXはいろいろな中間ファイルを吐き出すので、それを無視する.gitignore
ファイルを作成する。
このファイルの名前を.gitignore
に変更し、リポジトリの最上階層に保存する。
その他、git管理したくないファイルがあれば、同様に.gitignore
ファイルに記述しておくとよい。
laTexにはlatexdiff
という差分を表示する仕組みがある。
それを簡単に使うためのスクリプトgit-latexdiff
を用意した。
latex ファイルの差分を抽出するlatexdiffを用いる。 PCにインストールされていない場合は、それをインストールしておく。
sudo apt-get install latexdiff
このgit-latexdiff
をlaTeX 環境の構築で用意したlatexmkrc
と
同じパスに置く。
以下のようにすると、ディレクトリ内にdiff.pdfが作成される。 このdiff.pdfファイルには、修正前のものが小さな赤字で、修正後のものがボールドの青字で示されており、 変更点がわかりやすくなっている。
ターミナルから./git-latexdiff
を実行する。
Permission denied
と表示される場合は、chmod +x git-latexdiff
などとして、ファイルの実行を許可する。
ターミナルから./git-latexdiff ブランチ名
を実行する。
例えば、master ブランチ内のファイルとの差分を表示したければ、
./git-latexdiff master
を実行する。
ターミナルから./git-latexdiff {SHA-id}
を実行する。
なお、SHA-id はコミットに紐付けられた id で各種ツールから確認できる。
例えば、0198fe0f というSHA-idを持つコミットとの差分を表示したければ
./git-latexdiff 0198fe0f
を実行する。
ターミナルから./git-latexdiff 新ブランチ名 旧ブランチ名
を実行する。
同様に、ディレクトリ内にdiff.pdfが作成される。
なお前項と同様に、ブランチ名の代わりに 特定のコミットのSHA-idを指定してもよい。
その場合は、指定した2つのコミット間での差分を表示することになる。