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Update {terminal,syntax}.{txt,jax}

Author: h-east

doc/syntax.jax

@@ -1,4 +1,4 @@
-*syntax.txt*	For Vim バージョン 8.2.  Last change: 2020 Aug 15
+*syntax.txt*	For Vim バージョン 8.2.  Last change: 2020 Dec 17
 
 
 		VIMリファレンスマニュアル    by Bram Moolenaar
@@ -65,9 +65,10 @@ Vimは全ての端末で構文ハイライトをサポートしている。し
 場合、スクリプト|menu.vim| の読み込みも行う。これを避けるには |'go-M'| を参照。
 
 							*:syn-on* *:syntax-on*
-コマンド `:syntax enable` は現在の色設定を変更しない。そのため、このコマンドを
-使用する前後にコマンド `:highlight` で好みの色を設定することができる。現在の設
-定を破棄して、デフォルトの色を設定させたい場合は次のコマンドを使用する: >
+コマンド `:syntax enable` は現在の色設定のほとんどを保持する。そのため、このコ
+マンドを使用する前後にコマンド `:highlight` で好みの色を設定することができる。
+現在の設定を破棄して、デフォルトの色を設定させたい場合は次のコマンドを使用する:
+>
 	:syntax on
 <
 					*:hi-normal* *:highlight-normal*
@@ -2251,11 +2252,12 @@ http://papp.plan9.de
 
 PASCAL						*pascal.vim* *ft-pascal-syntax*
 
-"*.p" にマッチするファイルのタイプはProgressかPascalである。自動判別が機能しな
-いなら、またはProgressファイルを一切編集しないとわかっているなら、これをvimrc
-ファイルに書くといい: >
+"*.p" にマッチするファイルのタイプはProgressかPascalで、"*.pp" にマッチするファ
+イルのタイプはPuppetかPascalである。自動判別が機能しない、またはPascalファイル
+だけ編集するなら、これをvimrc ファイルに書くといい: >
 
-   :let filetype_p = "pascal"
+   :let filetype_p  = "pascal"
+   :let filetype_pp = "pascal"
 
 Pascal構文ファイルはTurbo Pascal, Free Pascal CompilerとGNU Pascal Compilerで
 提供される拡張に対応するための拡張が施されてきた。Delphiのキーワードもサポート
@@ -2896,7 +2898,7 @@ SGMLファイル中のタグをハイライトする方法は以下のように
 用した)
 
 
-		*ft-posix-synax* *ft-dash-syntax*
+		*ft-posix-syntax* *ft-dash-syntax*
 SH		*sh.vim* *ft-sh-syntax* *ft-bash-syntax* *ft-ksh-syntax*
 
 これは、古い UNIX (Bourne) sh と bash や dash、POSIX、Korn シェルのような新し
@@ -3064,6 +3066,7 @@ tcsh_minlines に "fromstart" をセットすると、ファイルの先頭か
 
 
 TEX				*tex.vim* *ft-tex-syntax* *latex-syntax*
+				*syntax-tex* *syntax-latex*
 
 			Tex 目次~
 	Tex: 構文折り畳みをするには			      |tex-folding|
@@ -3080,6 +3083,7 @@ TEX				*tex.vim* *ft-tex-syntax* *latex-syntax*
 	Tex: Conceal モードの選択			      |g:tex_conceal|
 	Tex: iskeyword を制御する			      |g:tex_isk|
 	Tex: 下付き記号と上付き記号を制御する		      |tex-supersub|
+	Tex: 一致のチェックの制御			      |tex-matchcheck|
 
 				*tex-folding* *g:tex_fold_enabled*
  Tex: 構文折り畳みをするには ~
@@ -3307,6 +3311,20 @@ g:tex_conceal を <.vimrc> で設定することで Conceal モードの表示
 <	この設定を ~/.vim/ftplugin/tex/tex.vim に書いて、utf-8 の謎グリフが表
 	示されないようにしている。
 
+					*tex-matchcheck* *g:tex_matchcheck*
+ Tex: 一致のチェックの制御
+
+	実際には時として、かっこ、角かっこ、中かっこが一致しないことが必要な場
+	合があり; 例えば、\text{(1,10] は範囲の開始に1を含まず10}を含む。
+	この要望はもちろん、区切りの不一致を検知したいという要望と衝突する。
+	この衝突の調整のゴールを、syntax/tex.vim が提供する >
+		g:tex_matchcheck = '[({[]'
+<	これはデフォルトの設定に従っていることを示す。そして [] と () の不
+	一致をチェックさせるなら、次のようにする >
+		let g:tex_matchcheck= '[{}]'
+<	太字やイタリック体の範囲内で一致チェックを望まないなら、 >
+		let g:tex_excludematcher= 1
+<	という設定で範囲に含まれる texMatcher グループの開始を抑制する。
 
 TF						*tf.vim* *ft-tf-syntax*
 
@@ -4631,6 +4649,7 @@ Note: "*/" を含む文字列で行をまたぐものがあると、Cコメン
 			えられたグループに対するハイライトが全て消去される。
 			現在の 'background' の値によってデフォルトの色が決ま
 			る。
+			デフォルトのリンクがあるなら、復元される。 |:hi-link|
 
 :hi[ghlight] clear {group-name}
 :hi[ghlight] {group-name} NONE
@@ -5105,6 +5124,11 @@ C 構文ファイルは次の行を含んでいる: >
 "default" をつけないと、.vimrc より C 構文ファイルの方があとに読み込まれるた
 め、.vimrc の設定を上書きしてしまう。
 
+`:highlight clear` ではリンクが存続し、個別のファイルタイプでのハイライトがあ
+りまた別のカラースキームから選択的に残したいものを維持するのに便利で、
+"after/syntax/{filetype}.vim" ファイルにこのようにコマンドを置きます: >
+    highlight! default link cComment Question
+
 ==============================================================================
 15. 構文の消去						*:syn-clear* *E391*
 

doc/terminal.jax

@@ -1,4 +1,4 @@
-*terminal.txt*	For Vim バージョン 8.2.  Last change: 2020 Jun 06
+*terminal.txt*	For Vim バージョン 8.2.  Last change: 2021 Jan 04
 
 
 		VIMリファレンスマニュアル    by Bram Moolenaar
@@ -123,13 +123,15 @@ Esc を使うことができますが、他のキーが壊れないようにす
 く |:tlmenu| を使用する必要があります。
 
 							*options-in-terminal*
-端末ウィンドウを開いて 'buftype' を "terminal" に設定すると、TerminalOpen 自動
-コマンドイベントが発生します。これにより、ウィンドウとバッファ専用のオプション
-を設定することが可能です。例: >
-   au TerminalOpen * if &buftype == 'terminal' | setlocal bufhidden=hide | endif
-<<abuf> は端末バッファに設定されていますが、ウィンドウが存在しない場合(隠され
-た端末)は間違ったバッファにオプションが設定されるため、この例では &buftype の
-チェックが行われます。
+端末ウィンドウを開いて 'buftype' を "terminal" に設定すると、TerminalWinOpen
+自動コマンドイベントが発生します。これにより、端末ウィンドウとバッファ専用のオ
+プションを設定することが可能です。例: >
+   au TerminalWinOpen * setlocal bufhidden=hide
+
+|TerminalOpen| イベントもまた、ただし隠し端末でも発生し、そしてカレントウィン
+ドウとバッファは新しい端末とは限りません。
+端末バッファに設定するなら、<abuf> を使う必要があります。例: >
+    au TerminalOpen * call setbufvar(+expand('<abuf>'), '&colorcolumn', 123)
 
 マウスイベント (クリックやドラッグ) は端末に渡されます。マウス移動イベントは
 Vim 自身が受け取ったときにのみ渡されます。'balloonevalterm' が有効になっている
@@ -474,9 +476,9 @@ term_dumpdiff({filename}, {filename} [, {options}])
 		   "term_name"	     (1 つ目のファイル名の代わりに使用される)
 				     バッファ名
 		   "term_rows"	     ('termwinsize' の代わりに使用される) 端末
-				     の垂直サイズ
+				     の垂直サイズ、ただし最小サイズは尊重する
 		   "term_cols"	     ('termwinsize' の代わりに使用される) 端末
-				     の水平サイズ
+				     の水平サイズ、ただし最小サイズは尊重する
 		   "vertical"	     ウィンドウを垂直に分割する
 		   "curwin"	     ウィンドウを分割せず現在のウィンドウを使
 				     用する、現在のバッファが放棄 (|abandon|)
@@ -498,6 +500,10 @@ term_dumpdiff({filename}, {filename} [, {options}])
 			a	異なる属性
 			+	1 つ目のファイル内に存在しない位置
 			-	2 つ目のファイル内に存在しない位置
+			>	2 つ目のファイルにはなく1 つ目のファイルにある
+				現在のカーソル位置
+			<	1 つ目のファイルにはなく2 つ目のファイルにある
+				現在のカーソル位置
 
 		"s" キーを押すと、先頭部分と末尾部分が入れ替わる。これにより差
 		分を簡単に確認することができる。
@@ -726,6 +732,9 @@ term_setapi({buf}, {expr})				*term_setapi()*
 		デフォルトは "Tapi_" である。{expr} が空の文字列の場合、{buf}
 		の |terminal-api| 機能は使用できない。
 
+		|method| としても使用できる、ベースは {buf} に使用される: >
+			GetBufnr()->term_setapi({expr})
+
 term_setansicolors({buf}, {colors})			*term_setansicolors()*
 		端末 {buf} で使用される ANSI カラーパレットを設定する。
 		{colors} は、|highlight-guifg| で受け付けられるような、有効な
@@ -1308,7 +1317,10 @@ gdbは各ブレークポイントに番号を与えます。Vim内では、赤
 							*termdebug-commands*
  *:Gdb*	     gdb ウィンドウに移動する
  *:Program*    デバッグ中のプログラムウィンドウに移動する
- *:Source*     ソースコードウィンドウにジャンプする、ウィンドウがなければ作成する
+ *:Source*     ソースコードウィンドウにジャンプする、ウィンドウがなければ作成
+	       する
+ *:Asm*	     逆アセンブルウィンドウにジャンプする、ウィンドウがなければ作成す
+	     る
 
 
 プロンプトモード ~
@@ -1332,6 +1344,13 @@ gdbは各ブレークポイントに番号を与えます。Vim内では、赤
 K は通常 :Evaluate にマッピングされています。もしそうしたくないなら: >
 	let g:termdebug_map_K = 0
 
+<
+						*termdebug_disasm_window*
+Asm ウィンドウをデフォルトで表示たいなら、この変数に1を設定する。1以上の任意の
+値を設定したなら、その値が Asm ウィンドウの高さとして設定される: >
+	let g:termdebug_disasm_window = 15
+<
+
 通信 ~
 						*termdebug-communication*
 Vim が gdb と通信するために他に隠されたバッファを利用します。バッファ名は "gdb
@@ -1399,13 +1418,13 @@ Vimのウィンドウ幅						*termdebug_wide*
 デバッグを開始した際に Vim のウィンドウ幅を変更し、垂直分割を利用するには次の
 ように設定します: >
   let g:termdebug_wide = 163
-これは `:Termdebug` を実行した際に &columns を 163 に設定します。元の値はデバッ
-ガが終了する際に復元されます。
-g:termdebug_wide が設定されていて、&columnsがすでに g:termdebug_wide より大き
-い場合、&columns を変更せずに垂直分割が使用されます。
-&columns を変更せずに垂直分割を行うには、1に設定します。(端末がVimによってサイ
-ズ変更できない場合に便利です)
+これは `:Termdebug` を実行した際に 'columns' を 163 に設定します。元の値はデ
+バッガが終了する際に復元されます。
+g:termdebug_wide が設定されていて、'columns' がすでに g:termdebug_wide より大
+きい場合、'columns' を変更せずに垂直分割が使用されます。
 
+'columns' を変更せずに垂直分割を行うには、1に設定します。(端末がVimによってサ
+イズ変更できない場合に便利です)
 
 
  vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl:

en/syntax.txt

@@ -1,4 +1,4 @@
-*syntax.txt*	For Vim version 8.2.  Last change: 2020 Aug 15
+*syntax.txt*	For Vim version 8.2.  Last change: 2020 Dec 17
 
 
 		  VIM REFERENCE MANUAL	  by Bram Moolenaar
@@ -66,8 +66,8 @@ This command also sources the |menu.vim| script when the GUI is running or
 will start soon.  See |'go-M'| about avoiding that.
 
 							*:syn-on* *:syntax-on*
-The `:syntax enable` command will keep your current color settings.  This
-allows using `:highlight` commands to set your preferred colors before or
+The `:syntax enable` command will keep most of your current color settings.
+This allows using `:highlight` commands to set your preferred colors before or
 after using this command.  If you want Vim to overrule your settings with the
 defaults, use: >
 	:syntax on
@@ -2335,11 +2335,12 @@ http://papp.plan9.de.
 
 PASCAL						*pascal.vim* *ft-pascal-syntax*
 
-Files matching "*.p" could be Progress or Pascal.  If the automatic detection
-doesn't work for you, or you don't edit Progress at all, use this in your
-startup vimrc: >
+Files matching "*.p" could be Progress or Pascal and those matching "*.pp"
+could be Puppet or Pascal.  If the automatic detection doesn't work for you,
+or you only edit Pascal files, use this in your startup vimrc: >
 
-   :let filetype_p = "pascal"
+   :let filetype_p  = "pascal"
+   :let filetype_pp = "pascal"
 
 The Pascal syntax file has been extended to take into account some extensions
 provided by Turbo Pascal, Free Pascal Compiler and GNU Pascal Compiler.
@@ -3006,7 +3007,7 @@ vimrc file: >
 (Adapted from the html.vim help text by Claudio Fleiner <[email protected]>)
 
 
-		*ft-posix-synax* *ft-dash-syntax*
+		*ft-posix-syntax* *ft-dash-syntax*
 SH		*sh.vim*  *ft-sh-syntax*  *ft-bash-syntax*  *ft-ksh-syntax*
 
 This covers syntax highlighting for the older Unix (Bourne) sh, and newer
@@ -3183,6 +3184,7 @@ redrawing can become slow.
 
 
 TEX				*tex.vim* *ft-tex-syntax* *latex-syntax*
+				*syntax-tex* *syntax-latex*
 
 			Tex Contents~
 	Tex: Want Syntax Folding?			|tex-folding|
@@ -3199,6 +3201,7 @@ TEX				*tex.vim* *ft-tex-syntax* *latex-syntax*
 	Tex: Selective Conceal Mode			|g:tex_conceal|
 	Tex: Controlling iskeyword			|g:tex_isk|
 	Tex: Fine Subscript and Superscript Control	|tex-supersub|
+	Tex: Match Check Control			|tex-matchcheck|
 
 				*tex-folding* *g:tex_fold_enabled*
  Tex: Want Syntax Folding? ~
@@ -3422,6 +3425,22 @@ syntax highlighting script handles this with the following logic:
 <	in ~/.vim/ftplugin/tex/tex.vim in order to avoid having inscrutable
 	utf-8 glyphs appear.
 
+					*tex-matchcheck* *g:tex_matchcheck*
+ Tex: Match Check Control~
+
+	Sometimes one actually wants mismatched parentheses, square braces,
+	and or curly braces; for example, \text{(1,10] is a range from but
+	not including 1 to and including 10}.  This wish, of course, conflicts
+	with the desire to provide delimiter mismatch detection.  To
+	accommodate these conflicting goals, syntax/tex.vim provides >
+		g:tex_matchcheck = '[({[]'
+<	which is shown along with its default setting.  So, if one doesn't
+	want [] and () to be checked for mismatches, try using >
+		let g:tex_matchcheck= '[{}]'
+<	If you don't want matching to occur inside bold and italicized
+	regions, >
+		let g:tex_excludematcher= 1
+<	will prevent the texMatcher group from being included in those regions.
 
 TF						*tf.vim* *ft-tf-syntax*
 
@@ -4809,6 +4828,7 @@ in their own color.
 			highlighting for groups added by the user!
 			Uses the current value of 'background' to decide which
 			default colors to use.
+			If there was a default link, restore it. |:hi-link|
 
 :hi[ghlight] clear {group-name}
 :hi[ghlight] {group-name} NONE
@@ -5304,6 +5324,12 @@ If you like Question highlighting for C comments, put this in your vimrc file: >
 Without the "default" in the C syntax file, the highlighting would be
 overruled when the syntax file is loaded.
 
+To have a link survive `:highlight clear`, which is useful if you have
+highlighting for a specific filetype and you want to keep it when selecting
+another color scheme, put a command like this in the
+"after/syntax/{filetype}.vim" file: >
+    highlight! default link cComment Question
+
 ==============================================================================
 15. Cleaning up						*:syn-clear* *E391*