@@ -280,36 +280,33 @@ import された関数は、`:import` コマンドのプリフィックスで見
280
280
は参照できるため、組み込み関数と名前が干渉しないように、"s:Funcref" を使用する
281
281
必要がある。
282
282
*vim9-s-namespace* *E1268*
283
- Vim9 script において、スクリプトレベルでのプリフィックス "s:" の使用はサポート
284
- されていません。プリフィックスのない全ての関数と変数は全てスクリプトローカルに
285
- なります。
283
+ Vim9 script レベルでは、プリフィックス "s:" の使用はサポートされていない。プリ
284
+ フィックスのないすべての関数と変数はスクリプトローカルである。
286
285
287
- ` :def ` で定義される関数内においては 、"s:" の使用はスクリプト依存です: 旧来の
288
- Vim script 内ではスクリプトローカルな関数と変数に対して "s:" を使いますが、
289
- Vim9 script 内では使いません。これはこのドキュメントの以下の説明でも同様です 。
286
+ :def 関数では 、"s:" の使用はスクリプトによって異なる。旧来のスクリプトのスクリ
287
+ プトローカル変数と関数は "s:" を使用するが、Vim9 script では "s:" を使用しな
288
+ い。これは、このファイルの残りの部分で見られる内容と一致する 。
290
289
291
- 旧来の関数内においては、スクリプトローカルな項目に対しての "s:" の指定は従来通
292
- り必要です。これはスクリプトが Vim9 script であろうが旧来の Vim script であろ
293
- うが関係ありません。
290
+ 旧来の関数では、スクリプト項目に "s:" を以前と同様に使用する必要がある。スクリ
291
+ プトが Vim9 であるか旧来のものであるかは関係ない。
294
292
295
- いずれの場合でも、関数は使用されるよりも前に定義されていなくてはなりません。使
296
- 用されるタイミングは、コマンド `:defcompile ` によってコンパイルされるとき、ま
297
- たは関数を呼び出す関数がコンパイルされているとき(戻り値の型を確認するため)で
298
- す。
293
+ いずれの場合も、関数は使用前に定義する必要がある。つまり、関数が呼び出されると
294
+ き、`:defcompile ` によってコンパイルされるとき、または関数を呼び出すコードがコ
295
+ ンパイルされるとき (戻り値の型を判断するため) である。
299
296
300
- その結果として、名前空間を持たない関数や変数は通常、スクリプト内で定義されてい
301
- るか、import されたものかのどちらかで見つけることができます。グローバルな関数
302
- や変数はどこでも定義できます (どこで定義されているか、見つかるといいですね!し
303
- ばしば | :verbose | を使ってどこで最後に値がセットされたか調べることができます )。
297
+ その結果、名前空間のない関数と変数は通常、スクリプト内で定義されるか、import
298
+ されるかのどちらかで見つかる。グローバル関数と変数はどこでも定義できる (どこで
299
+ 定義されているか見つけるのは大変である! | :verbose | を使用して最後に設定された
300
+ 場所を確認できる場合がよくある )。
304
301
*E1102*
305
- グローバル関数は引き続き、ほとんどいつでも定義し、削除することができます 。Vim9
306
- script でのスクリプトローカル関数は、スクリプトが読み込まれたときに一度定義さ
307
- れたきり、そのスクリプト内で削除や置き換えはできません (スクリプトローカル関数の
308
- 削除や置き換えはスクリプトの再読み込みをすることでできます)。
309
-
310
- 関数のコンパイルや、関数の呼び出しが未定義の関数に遭遇したとき、自動コマンド
311
- | FuncUndefined | は呼び出されません。必要であればオートロード関数を使用したり、
312
- 旧来の関数を呼び出すことで | FuncUndefined | イベントが発生します 。
302
+ グローバル関数は、ほぼいつでも定義および削除できる 。Vim9 script では、スクリプ
303
+ トローカル関数はスクリプトが読み込まれたときに一度定義され、それ自体では削除ま
304
+ たは置換できない (スクリプトを再読み込みすることで削除または置換できる)。
305
+
306
+ 関数をコンパイルし、(まだ) 定義されていない関数の関数呼び出しに遭遇した場合、
307
+ | FuncUndefined | 自動コマンドはトリガーされない。必要であれば、オートロード関数
308
+ を使用するか、旧来の関数を呼び出してそこで | FuncUndefined | をトリガーすること
309
+ もできる 。
313
310
314
311
315
312
デフォルトでは Vim9 script の再読み込みにより関数と変数がクリアされる ~
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