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Original file line number | Diff line number | Diff line change |
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@@ -0,0 +1,21 @@ | ||
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title: "新 NISA に備えていろいろ準備した" | ||
date: 2023-11-20 | ||
tags: [投資] | ||
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2024 年 1 月からはじまる新 NISA に備えていろいろと準備をした。 | ||
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現行の NISA ではカブドットコム証券で積立 NISA を選択している。 | ||
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いろいろと調べた結果、SBI 証券で三井住友 VISA カードを利用して投資信託の定期積立を設定すると V ポイントに還元されることがわかった。 | ||
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SBI 証券口座も三井住友 VISA カードもすでに所持していたのでカブドットコム証券の NISA 口座を SBI 証券に移管するだけでポイント還元の恩恵を受けられたので、早速移管手続きを進めた。 | ||
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両証券会社で手続きを進めて無事に NISA 口座は SBI 証券に移管された。 | ||
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更に調べてみると所有している三井住友 VISA カードのゴールドカードの還元率は 1% だが、プラチナプリファードカードであれば 5% の還元率になることがわかった。 | ||
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プラチナプリファードカードの年間費と積立 NISA、利用額の還元ポイントを差し引くとプラスになるのでクレジットカードのアップデートも行った。期せずしてプラチナカードを手に入れてしまった。 | ||
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こういうお得情報をこまめに調べて最適化するのはゲームを攻略するようで面白い。 |
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Original file line number | Diff line number | Diff line change |
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@@ -0,0 +1,109 @@ | ||
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title: "新 NISA をはじめた方がいいのか" | ||
date: 2023-11-25 | ||
tags: [投資] | ||
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## この記事は何? | ||
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投資とかよくわからない人に向けた記事だ。 | ||
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新 NISA という制度が 2024 年 1 月からはじまるが、どういうリスクがあるのかどういうメリットがあるのか、自分が得ている知識の中で話をしていく。 | ||
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[金融庁の新 NISA のページ](https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html)を見てもぶっちゃけ何もわからない。第三者のレビューも通していないのかもしれない。いい制度をつくってもそれが利用者に伝わっていない、理解している利用者に説明させている状態ではそれはいい制度とは言えない。 | ||
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ファイナンシャルプランナーでも投資系 YouTuber でもない、利害関係の全くない自分が課金も何もされない sizu.me で公開記事を書くのは一定数の意味があるのではと思って記事を書いている。 | ||
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## NISA とは | ||
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新旧の前にそもそも NISA とは何かを説明したい。この説明は新旧に共通する NISA の説明だ。 | ||
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[金融庁の Web サイトに説明ページ](https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)があるが、こんなものは読んでも何もわからないのでスルーして欲しい(そもそも NISA に興味がない人は金融庁のページなんて読まない)。 | ||
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NISA は少額投資非課税制度と呼ばれている。…なんだそれはイキナリ漢字を並べるな。詳しく見ていこう。 | ||
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NISA は、Nippon Indivisual Saving Account の略称だ。なるほどわからん。 | ||
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ちゃんと説明しよう。 | ||
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ISA(Indivisual Saving Account)は 1999 年からイギリスで勧められている個人の貯蓄や投資を促進する目的で導入された個人貯蓄口座だ。 | ||
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ISA を参考に日本版に置き換えたのが NISA というわけだ。 | ||
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ISA の名前の通り、NISA は日本版少額非課税制度だ。なるほどわからん(2 回目)。 | ||
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非課税制度という文言に注目してもらいたい。日本に限らず(シンガーポールとはか例外なのかな?)、投資で利益を得た場合は必ず税金が発生する。日本国内では所得税、住民税(今はプラスで復興税)で 20.315% が課税される。 | ||
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100 万円で買った株が 150 万円になって利益が 50 万円(150 万円 - 100 万円)になったとしよう。利益の 50 万円には 20.315% の約 10 万円の税金が発生する。 | ||
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NISA は非課税制度なので得た利益の税金が全額免除される。NISA を利用した株の投資で 50 万円の利益を得た場合、10 万円の徴税を免れることができる。 | ||
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NISA のメリットはこの非課税という部分だけだ。毎月オカネを積み立てることや、株を買うことが実質的なメリットではないことはしっかりと覚えていて欲しい。 | ||
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## NISA のメリット・デメリット | ||
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2024 年から新 NISA がはじまる。新 NISA のメリットとデメリットについて説明する。 | ||
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### デメリット | ||
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デメリットはほとんどない。何を言っているんだそんなわけはないという意見はあるだろうが、自分が考える限りデメリットはほぼ皆無だ。 | ||
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ただゼロではない、ということは理解しておいた方がいい。それはどんな投資商品に対してもデメリットはゼロではない。デメリットがゼロでメリットしかないのであれば全日本国民が NISA を使い、NISA を勧めているだろう。 | ||
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デメリットは購入した投資信託や株式の価格が下落した場合、資産が減ってしまうということだ。たとえば 100 万円分の株式会社の株を購入して、その会社が不祥事を起こして信頼を毀損して株が下がって 100 万円が 80 万円になった場合、20 万円分の損失を被る。 | ||
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本来であればメリットを説明したあとでデメリットを説明すべきだが、デメリットがあるという説明をした上でメリットの説明をしていく。 | ||
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### メリット | ||
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まず大前提として、旧 NISA でもデメリットはほぼなかった。 | ||
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新 NISA でも同じようにデメリットはほぼない状態で、メリットが拡充されたと理解して欲しい。 | ||
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メリットは先程説明した通りだ。徴税が免除される。 | ||
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旧 NISA から新 NISA になったことで発生するデメリットは皆無だ。数学的な例えをするが、ベン図で示せば新 NISA の中に旧 NISA がすっぽり収まる形になる。つまりは新 NISA は旧 NISA をよりよくしたものなのだ。 | ||
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旧 NISA の制度を説明しよう。 | ||
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旧 NISA をはじめた場合、2 つの選択肢がある。一般 NISA とつみたて NISA だ。 | ||
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つみたて NISA では投資信託のみを年間 40 万円まで投資することができる。一方で、一般 NISA では国内株式、外国株式、投資信託を年間 120 万円まで投資することができる。 | ||
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投資信託は株式の袋詰という表現をよくされている。非常に雑な表現をすれば、TOYOTA、日産、三菱、マツダ、ホンダ、スズキの株式を自動車投資信託としてグルーピングして売り出しているようなものだ。 | ||
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まとめると旧 NISA ではつみたて NISA で株式の袋詰である投資信託を購入するか、好きなように袋詰か国内外の株式を購入する一般 NISA を選択していたという整理だ。 | ||
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旧 NISA のつみたて NISA は年間 40 万円、一般 NISA は年間 120 万円までの投資が可能だった。 | ||
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そんなもん年間 120 万円の方が得やんけ、と思われそうだが、非課税保有期間が異なる。 | ||
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年間 40 万円のつみたて NISA は非課税保有期間が 20 年で一般 NISA は 5 年になっている。つまりつみたて NISA が 800 万円(20 x 40 万円)まで非課税になっている一方で一般 NISA は 600 万円(5 x 120 万円)まで非課税になっている。 | ||
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非課税保有期間という概念が NISA を分かりにくくしている一番の要因だと思う。端的に言えば、旧 NISA のつみたて NISA の場合は 20 年前に購入して利益を出した投資信託に対して非課税だが、21 年前に購入したものに関しては課税する、一般 NISA の場合は 6 年前に購入したものに関しては課税するという制度である。 | ||
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いろいろ複雑なことは話したが、旧 NISA はつみたて NISA(800 万円 = 40 万円 x 20 年)、一般 NISA(600 万円 = 120 万円 x 5 年)を選択する必要があったと理解できていれば十分だ。 | ||
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## 新 NISA のメリット | ||
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新 NISA のデメリットは旧 NISA と同じだ。購入した投資信託や株式の価格が下がればその分の損失を被ることになる。これは必ず覚えておく必要がある。「新 NISA をはじめたら得をする」といったことは絶対にない。新 NISA はあくまでも得をする可能性が上がる制度でしかないのだ。 | ||
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逆にメリットはなんなのか。 | ||
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旧 NISA では年間の投資でつみたて NISA で 40 万、一般 NISA で 120 万の投資が可能だった。さらに、つみたて NISA は 20 年、一般 NISA は 5 年の非課税期間があり、投資するにはつみたて NISA か一般 NISA を選択する必要があった。 | ||
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つまり、旧 NISA では 40 万円 x 20 年間のつみたて NISA の 800 万円、120 万円 x 5 年間の一般 NISA の 600 万円の非課税投資枠を選択する必要があった。 | ||
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新 NISA では年間 120 万円、最大 600 万円のつみたて投資枠、年間 240 万円、最大 1,200 万円の成長投資枠が設定されている。 | ||
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さらに、つみたて投資と成長投資(旧一般 NISA)を選択する必要はなく、どちらも両立で運用できるようになっている。つまるところ最大で 1,800 万円の非課税投資枠を獲得することができる。 | ||
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## 説明をする難しさ | ||
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冒頭で金融庁の避難をしたが、実際にテキストに起こしてみると新 NISA を説明することが非常に難しいことがわかった。 | ||
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投資をする上で何が不利益になり、NISA を利用することでその不利益をどう回避することができ、新 NISA だとその回避率があがるということを説明したかったが、拙筆ではすべてを説明するに至らないことを痛感した。 | ||
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これ以上文章を連ねてもしょうがないので 2019 年から続けている自分の旧つみたて NISA のチャートを貼り付けてこの場を締めるとする。 | ||
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![](/images/2023-11-25-why-should-you-start-a-new-nisa/1.png) |
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Original file line number | Diff line number | Diff line change |
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title: "自分の投資歴" | ||
date: 2024-03-20 | ||
tags: [投資] | ||
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日経平均がバブル期の最高値を超え、40,000 円代をつけている。 | ||
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自分が投資をはじめたのは 2012 年頃、外貨預金が最初だったと記憶している。三菱 UFJ 銀行で預金の半分くらいを米ドルに替えていた。当時は円高でドル円が 80 円を推移しているような状況だったので、円高が解消されて半年ほどで米ドルは 10 % 以上になった。 | ||
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三菱 UFJ 銀行のネットバンクページでは系列のカブドットコム証券(現・au カブコム証券)のバナーが表示されていたので、証券会社の比較をロクにしないで 2013 年 2 月にカブドットコム証券の口座開設をした。株式投資には前から興味があったが、外貨預金の成功体験が後押しになった。 | ||
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当時の日経平均は安倍政権の脱デフレ政策で 10,000 円代を超えて株高の予兆を感じる時期だった。アベノミクスという言葉が出はじめた頃だったので、運良く、投資をしはじめるにはよいタイミングだった。 | ||
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新卒 2 年目で少額ながら貯金がある程度あったので、銀行口座に使わないオカネを眠らせておくくらいなら株式投資をやってみようという考えだった。大金を稼ぎたいとか、資産形成のためとかではなく、使わないオカネでメダルゲームをはじめるくらいの感覚だった。 | ||
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最初に買った株はよく覚えている。三光フーズ(現・SANKO MARKETING FOODS)を株主優待目的で買い付けた。三光フーズは金の蔵、東京チカラめしなどを経営する外食チェーンで、株主優待では各ブランドで使える金券がもらえる。 | ||
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株主優待目的で株を保有したものの、2013 年の日経平均は半年で 10,000 円から 15,000 円に上昇するような相場だった。1 単元(100 株)を 180,000 円で買い付けた三光フーズは数週間で 210,000 円になり 3,000 円の優待券 10 年分に相当する利益が出たので株主優待をもらう前に利確をした。 | ||
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その後すぐに信用取引口座も開設し、100 万円を担保に 300 万円の信用取引を行うようになった。当時の資産の 70 % 近くを信用取引の担保に当てていた。今にして思えば無謀だし、ただ上昇相場に救われているだけだった。 | ||
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その矢先、忘れもしない 2013 年 5 月 23 日に米国の金融緩和縮小懸念で 16,000 円をつけようとしていた日経平均が 14,000 円代まで一気に暴落した。-5% 近い推移だったので今の日経平均が 40,000 円から 38,000 円まで下がるイメージだ。 | ||
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株式市場や先物取引では一定以上の価格変動を起こすと、市場の混乱を避けるために取引を停止するサーキットブレーカー制度というものが存在する。リーマンショック、東日本大震災で発動したサーキットブレーカーがこの日に発動している。 | ||
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信用取引で買付余力いっぱいまで取引をしていたため、この日 1 日で資産の 25 % 近くを失った。 | ||
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今の資産からしたら当時の損失は大した額ではない。若い頃の少額の投資で手痛い失敗をして、そこで市場から退場せずに続けていたことでこの失敗を糧にできているように思う。 | ||
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信用取引のあとは、外国債、社債、日経先物取引、仮想通貨、投資信託、米国株、FX、商品先物取引という順番でいろんな商品に手を出したが、結局、国内株と米国株と投資信託が一番自分の性格にあっていると感じる。 | ||
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エクアドルの国債やトヨタの社債を保有したが、長期的な安全資産という印象だったのですぐに売却して外国債、社債は触らなくなった。 | ||
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日経先物取引は今ではリスクヘッジで触ることはあるが、総合成績はおそらくマイナス数百万くらいになっているので自分には向いてないと思っている。 | ||
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仮想通貨はマウントゴックスが破産した直後、1 ビットコインが 120,000 円くらいのときに遊び半分で触っていた。当時は国内の規制も追いついていなかったため、国内取引所でもレバレッジを 30 倍にあげられるところがあった。そこで 100 万円を担保に 3,000 万円の取引をしていた。 | ||
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そのまま信用取引で 100 BTC くらいを持ち続けていたら今は 10 億円くらいになっていたのだろうが、仮想通貨のバブルが来る前にやめてしまったので得られた利益はほとんどない。 | ||
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今は BAT(Basic Attention Token)という仮想通貨を少しだけ保有しているだけだ。確定申告が面倒くさいという理由で日本円に変換できていない 100 万円の成れの果てである。 | ||
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投資信託はつみたて NISA で本格的にはじめているが、NISA の前にいくつかの銘柄を購入している。何を買ったのか全く記憶にはないが、信託報酬のことを理解せずに買っていたので一定の損失を出していたのだけは記憶している。今は信託手数料の低い銘柄をつみたて続けているので、その損失が気にならない程度には投資信託で資産が増えている。 | ||
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FX と商品先物は経験値として触ってみたものの、自分の感覚には合わなそうなので 2, 30 万円ほど損失を出して資産を引き上げている。 | ||
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日本円の資産しか持たないことに対するリスクヘッジのために米国株をはじめたが、今は資産の半分以上が米国株になっている。 | ||
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米国株を本格的に触りはじめた頃から不労所得について考えはじめた。配当利回りのよい銘柄に資産を傾注して年間配当がある程度捻出できるようにはなってきた。 | ||
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年間配当で得たオカネで生活を豊かにするのではなく、配当金をまたメダルゲームのように投資に注ぎ込み続けている。 | ||
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投資周りの話は毛嫌いされることが多いが、自分はメダルゲーム感覚で自己判断で投資を続けている。生活に影響が出ない範囲で、オカネを増やしたり減らしたりしているにすぎない。 | ||
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つらつらと駄文を連ねたが、投資をはじめるにおいては生活に影響が出ない範囲で、自己判断でやるというのが一番重要なのかもしれない。 |
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title: "投資で失敗したときの話" | ||
date: 2024-04-28 | ||
tags: [投資] | ||
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タイトルに「大失敗」と書こうとしたけど、あのとき大失敗していたら投資を続けられていないので「失敗」に留めた。 | ||
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2015 年初夏、ギリシャが財政危機が極まって国家破綻をするのか EU から離脱(グレグジット)するのかという不安が蔓延していた。 | ||
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日経平均は 6 月に 21,000 円をつけようかという状況だったが、ギリシャ危機への不安から 21,000 円付近から下落相場になりつつあった。 | ||
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流石に国家破綻に向かうようなことはないだろうと思っていた。EU、ECB、IMF の財政改革計画を受け入れて債務返済を粛々と行う道をギリシャは選び、金融不安は解消されて日経平均はもとに戻るものと踏んでいた。 | ||
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国際債権団の金融支援策を受け入れるかどうかという国民投票が 7 月 5 日に行われた。ギリシャはこれを受け入れるものだと思っていたので、日経先物を目一杯買い入れていた。 | ||
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国民投票の結果は「ノー」で、20,000 円付近を彷徨っていた日経先物は 19,000 円近くまで下落した。 | ||
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ギリシャの国民投票の時間は日本時間で 22 時頃だったので、夜中に日経先物のチャートを見ながら血の気が引いたのを今でも覚えている。 | ||
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当時の全資産はあまり覚えていないが、その日の日経先物の最安値までポジションを持ち続けていたら全資産を失って借金をつくる羽目になっていた。 | ||
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幸いなことに 19,500 円の手前ですべてのポジションを解消していたので借金にはならなかったが、全資産の 1/3 近くを消し飛ばした。投資をやっていて一番肝が冷えた瞬間だ。 | ||
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国民投票の結果を受けてギリシャのチプラス首相が「民主主義の勝利だ」と発言していたのを見て「なに言ってんだこいつ」と呆れたことをたまに思い出す。 |
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